13歳の一年

『13歳の一年』私の稚拙な文章では、すべてを表すことは到底できません。
ただ私の知る限り、平坦で安全な陸路を進むというよりは、荒れ狂う海を航海する一隻の船といった方が、適切であるに違いありません。


東京での仕事ではSKE48を『名古屋のローカルアイドル』として終わらせるのではなく、多くの方に知ってもらおうと頑張る。そうした、SKE48を背負っているという意識。
また、疲労困憊な中でも、地元・名古屋での公演に出演し、周りのメンバーにも目を配り、更にファンを大切にする心掛け。
主観的過ぎですかね?欲張り過ぎですかね?でも、そんな目まぐるしいような生活を送る13歳がどれだけいるのでしょうか。


気丈に振る舞い、明るくダジャレを言う裏には私なんかには計り知れない重圧があるのでしょう。
そんな重圧を少しでも感じとることができるイベント、第2回選抜総選挙


第1回は19位、AKB48さんのMVの位置的には考えられない順位。
本人はどう感じたのか、そんなことは本人の知るところで考えもしませんでした。
第2回は第1回が指標となる総選挙となり、この結果は一年の頑張りが票に繋がるのでは無いかと感じさせるもの。
客観的に見た感想を追っていくと、速報が出た際は18位昨年との順位変動はあまりないものの、得票数は全体的に見ても昨年の速報より、多くの票数が入ってる状態で決して人気がないという訳では無いといったところ。
中間では15位になり、停滞や落ちる訳でもなしに、最終結果は10位という順位。玲奈さんの順位が気にならなかったと言えば、嘘ですが気付いてみれば追い抜かしてのこの順位。


変わって7月31日に行われた『リクエストアワー セットリストベスト30 2010〜神曲はどれだ?』では、玲奈さんの公演曲目で公演内唯一のソロ曲である『枯葉のステーション』が1位、楽曲投票であるものの上位がユニット曲で占められるという実質的『SKE48の総選挙』のようになったこのコンサート。
玲奈さんの人気は『マジすか学園』でのゲキカラ役で表されるように、確実に目に見えるものであって、珠理奈さんも恐らく気付いていたことでしょう。


そこでの『SKE481位・松井玲奈』と命された玲奈さんを横で見ていた珠理奈さんは、少しでも焦りがあったのではないでしょうか。


いつしか積み重なった重圧は、珠理奈さんの精神を蝕むことに、それは昨年の秋。きっかけは些細なことであっても、空気が入り過ぎた風船に針を刺せば、割れるのは至極当然であって、珠理奈さんもそんな風船のような状態にあり、ちょっとしたミスが「これ以上頑張れない」と思い、奇しくも11月14日*1の握手会を休むことになったようです。


そこで珠理奈さんのお母さんが一つの行動に出ました、「みんな、待ってるよ」と言い、とあるページを開いたままのパソコンを部屋に籠る珠理奈さんに見せたようです。
そこには、たくさんの体調を気遣うファンの声や手を差し伸べるようなコメントの数々があり、それを見た珠理奈さんはもう一度頑張ろう「ジタバタしよう」と決起したようです。*2


13歳の珠理奈さんは『迷い』の年であったのかもしれません。


と書いてみると言いたいことが纏まって無いのなんのって、13歳の松井珠理奈さんにも無我夢中でした。


尚、纏まりませんね。

*1:2009年11月14日も握手会中止

*2:一部「週刊朝日 2011年2月25日号」引用